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【第3回】IBM Cloud と Raspberry Pi を用いたエアコン制御 ー LINE Platformの設定

目次

  1. 初回概要
  2. IBM Cloud の設定
  3. LINE Platform の設定
  4. Raspberry Pi の設定
  5. Raspberry Pi の設定

今回は、LINE Bot の作成と設定についてご紹介します。

※ LINE Bot とは、LINE上でのユーザーの発言に対して自動応答するプログラムです。

▼   LINE Bot の設定   ▼

< LINE Bot の作成 >

1. LINE Developers サイトから、お持ちのLINEアカウントでログインします。

LINE Developers

2. 開発者名とメールアドレスを任意に登録します。

 

3. 新規 Channel 作成画面のサイドメニューから「新規プロバイダー作成」をクリックします。

4. 任意のプロバイダー名を入力し、「確認」→「作成」をクリックします。

5. プロバイダーが作成された後、Messaging API 欄の「チャネル作成する」をクリックします。

6. 各項目を以下のように設定し、規約への同意にチェックした後「作成」をクリックします。

  • アプリ名:任意のアプリ名を入力
  • アプリ説明:任意のアプリ説明を入力
  • プラン:「フリー」を選択
  • 大業種・小業種:適切な項目を選択
  • メールアドレス:お知らせを受け取るメールアドレスを入力

< LINE Bot の設定 >

1. 作成したMessaging API をクリックします。

2. 作成した Bot の「Channel 基本設定の画面」→「メッセージ送受信設定」→「アクセストークン(ロングターム)」から「再発行」をクリックします。

3. 表示されるポップアップウィンドウから「再発行」をクリックし、アクセストークンをメモします。

※アクセストークンは IBM Cloud とデータの送受信を行うために使用します。

4. 「Webhook 送信」の「利用する」を選択し「更新」をクリックします。

5. 「Webhook URL」 に「https://<ホスト名>.mybluemix.net/sample」を入力し「更新」をクリックします。

(ホスト名は IBM Cloud で設定したものを入力します。)

(ホスト名の大文字は小文字として入力します。)

6. 「LINE@機能の利用」→「自動応答メッセージ」→「利用しない」を選択し「更新」をクリックします。

※IBM Assistant にて応答メッセージを送受信する為、LINEの自動応答メッセージは無効にします。

7. 「友だち追加時あいさつ」→「利用しない」を選択し「更新」をクリックします。

8. QR コードから友だち追加します。

9. IBM Cloud のダッシュボード画面から Node-RED を開きます。

10. Pre Line Message API ノードを編集し、<token>枠に LINE Developer でメモしたアクセストークンを設定します。


以上で LINE Bot の設定は完了です。

次回は、Raspberry Pi の設定についてご紹介します。

【第2回】IBM Cloud と Raspberry Pi を用いたエアコン制御 ー IBM Cloud の設定

<目次>

  1. 初回概要
  2. IBM Cloud の設定
  3. LINE Platform の設定
  4. Raspberry Pi の設定
  5. Raspberry Pi の設定

今回はCloud 環境を作る為に IBM Cloud を使用します。

IBM Cloud で使用したシステムは以下の通りです。

  • Watson Assistant  --- 対話機能(AI)
  • Speech To Text   --- 音声をテキストに変換
  • Text To Speech   --- テキストを音声に変換
  • Internet of Things ーーー Raspberry Pi 基盤との情報交換機能
  • Node-RED   --- 上記(IBM Cloud内)のシステムの制御

この投稿では、上記 IBM Cloud 内システムの設定をご紹介します。


▼   IBM Cloud 設定   ▼

< IBM Cloud のアカウントの作成 >

1. IBM ID の登録および IBM Cloud アカウントの作成ページを開きます。

IBM ID の登録および IBM Cloud アカウントの作成

2. 必要事項を入力し、アカウントを作成します。

※ アカウントを作成するのに、IBM の承認が必要であり1日程度待つ必要があります。

< 各種カタログの作成 >

1. IBM Cloud にログインし、以下のカタログを作成します。

サービス名・アプリ名・ホスト名は任意に入力します 。(ホスト名は後に使用します)

  • Watson Assistant (カテゴリー:Watson)
  • Speech To Text (カテゴリー:Watson)
  • Text To Speech (カテゴリー:Watson)
  • Internet of Things Platform Starter (カテゴリー:スターター・キット)

2. Watson Assistant・Speech To Text・Text To Speechの資格情報をメモします。

< Watson Assistantのセットアップ >

1. ダッシュボードのWatson Assistantサービスを開きます。

2. 「ツールの起動」を選択します。

3. 「Workspaces」を選択し、「Import a workspace」ボタンをクリックします。

4. aispeaker-conversation.jsonファイルを選択しインポートします。

※上記のファイル内容はページの最後に記載します。

※今回は予め作成したものをインポートします。基本的なWatson Assistant の設定方法にご興味をお持ちの方はこちらへどうぞ。

Watson Assistant の使い方を学ぶ

5. 「view detail」よりワークスペースIDをメモします。