「Design」カテゴリーアーカイブ

デザイン思考日記3 作業振り返り


SI
の「デザイン思考」模索の試みの第一弾として、多部署の課題解決に取り組んでおります。
今回は具体的な分野=「採用」/ユーザ=「人事担当者(+求職者)に焦点を絞り、ユーザをちょっと幸せにする方法や成果物を探ります。

今回は想定されるアウトプット及びプロトタイプとして
「学生の皆様にPRできる採用コンテンツを!」
会社説明会用の動画制作ということになりました。

アイデア出しやコンテンツを作るプロセスの中でメンバー同士、お互いのデザイン思考に対する理解や進め方についての認識の違いについて意外な気づきを得たり、慣れない制作作業に四苦八苦したりしながら進めました。

この数ヶ月に行ったこと

・現場4人メンバーの週次打合せ:毎週(つど議事録を残す)
・臨時打合せ:随時(上長への報告も含む)
・社長も交えてSIメンバーでデザイン思考についての対話1
・動画撮影×複数回・随時
・動画編集×複数回・随時
・関連資料(議事録など)の印刷・ファイリング
・説明会本番!×複数回 ←2020年3月より実施中!
・説明会後の振り返り:複数回

使用ツール

PC
・ホワイトボード
・ペン
・ふせん
・携帯
・チャットツール
・社内予定管理ツール
・ノウハウ蓄積用ツール
・無料動画編集ツール
SIメンバー(被写体・モデル)の体を張った演技

捻出したもの

・メンバーの作業/打合せ時間
・メンバーの新しい表情
・アイデア

もろもろ駆使し、動画制作だけでも現場メンバー1人あたり約30時間費やしています!
ものづくりは根気と試行錯誤と、量が要りますね。

それに何かを作ることが出来る土壌を形成するための地道な作業・対話を積み重ねるプロセスや、フィードバック⇆改善・検討の繰り返しもとても大事です。

エジニアリングではつい工学的アプローチになりがちですが、あくまでデザイン思考は生活者が主人公。デザイン思考を使って顧客(ユーザ)目線を獲得するヒントにしてもらえれば、もっと色々なことが更に良くなっていくのでは…と思っております。

結局人間理解が出来ねばものづくりには繋がりませんのでね!

出来上がったSIPR動画は21卒学生様向け会社説明会で絶賛使用中です。ご興味のある学生の皆様はぜひ!!
詳しくはこちら

PS
デザイン担当は説明会用パワーポイント資料のデザインもさせて貰いました。こちらもぜひご確認ください!

デザイン思考日記2 -ユーザにヒアリング&「理解」「共感」-

社内の別部署メンバーに、デザイン思考を用いた取り組みのユーザになってもらいました。この一連のプロセスを通して、SI部員がデザイン思考への理解を深めることも期待しています。

今回は付箋・マジック・ホワイトボード等のツールを使って、ユーザが日常生活において快不快を感じる事柄を可視化していきます。
SIメンバーも想像力を駆使し、ユーザについて考えアウトプットを出しました。


最初はこのように張り出す付箋も少ない状態から…

不思議な?アウトプットも出現したりしつつ…

対話を重ねてユーザの感情や目に見えない問題解決のヒントとなるものを探っていきます。

*ヒアリングにおける注意点*
聞き手は一旦自分の主観を脇に置き、ユーザにヒアリングします。ここで大事なことは、ユーザの「理解」「共感」です。
聞き手自身が自分の思考や主観に囚われ、ユーザや事象の正しい理解や問題の本質に辿り着く可能性の芽を摘んでしまうことは避けたいところです。

またユーザ側も、会議の場で単なる愚痴や不満を吐き出しスッキリするだけ終わらず、「じゃあどうする?」「どうしたい?」「あんなことやこんなことが出来たら良い」等の意識を持って臨むと良いかと思います。

ここでは一旦ゼロの状態から、小打合せや立ち話も含め複数回の対話を繰り返し「採用」をキーワードとするところまで(やや強引にですが)持っていきました。

更にアイデアや思考を広げ、深め、或いは発想をジャンプし掘り下げていくのはまだまだこれからです。

この進行にあたっては何となくデザイン担当話す時間が長くなりがちなのですが(喋りすぎて少々喉のピンチを感じました)、未だ自身のファシリテートスキルには課題を多く感じるところです。精進したいと思います。