社内の別部署メンバーに、デザイン思考を用いた取り組みのユーザになってもらいました。この一連のプロセスを通して、SI部員がデザイン思考への理解を深めることも期待しています。
今回は付箋・マジック・ホワイトボード等のツールを使って、ユーザが日常生活において快不快を感じる事柄を可視化していきます。
SIメンバーも想像力を駆使し、ユーザについて考えアウトプットを出しました。
不思議な?アウトプットも出現したりしつつ…
対話を重ねてユーザの感情や目に見えない問題解決のヒントとなるものを探っていきます。
*ヒアリングにおける注意点*
聞き手は一旦自分の主観を脇に置き、ユーザにヒアリングします。ここで大事なことは、ユーザの「理解」「共感」です。
聞き手自身が自分の思考や主観に囚われ、ユーザや事象の正しい理解や問題の本質に辿り着く可能性の芽を摘んでしまうことは避けたいところです。
またユーザ側も、会議の場で単なる愚痴や不満を吐き出しスッキリするだけ終わらず、「じゃあどうする?」「どうしたい?」「あんなことやこんなことが出来たら良い」等の意識を持って臨むと良いかと思います。
ここでは一旦ゼロの状態から、小打合せや立ち話も含め複数回の対話を繰り返し「採用」をキーワードとするところまで(やや強引にですが)持っていきました。
更にアイデアや思考を広げ、深め、或いは発想をジャンプし掘り下げていくのはまだまだこれからです。
この進行にあたっては何となくデザイン担当話す時間が長くなりがちなのですが(喋りすぎて少々喉のピンチを感じました)、未だ自身のファシリテートスキルには課題を多く感じるところです。精進したいと思います。